入部案内:慶應大学レスリング部

2.レスリング初めて物語

  レスリングの歴史は古く、その起源は文明の始まりにまでさかのぼる。レスリングは古代ギリシャ時代、ローマ時代を通じて、古代オリンピックの主要種目の一つであった。ローマ時代になって、ギリシャ人が行っていた初期のレスリングと自分達の特有の格闘の方法を加えて新しい規則ができた。これが現在のグレコローマンスタイルの原型である。

 こうして欧州で発展したグレコローマンレスリングがイギリスに渡って数百年後に、ランカシャー地方で全身どこを使っても良いレスリングが始められた。これを"CATCH AS CATCH CAN STYLE"といって今日のフリースタイルになった。

 その後イギリスの海外進出とともにフリースタイルは世界に広がってゆくことになったのだ。相手の下半身つまり弱い部分を責めることは騎士道に反するため、かつてヨーロッパではグレコローマンスタイルが盛んで上記のように歴史も古かった。しかし日本ではレスリングがアメリカを通じて紹介された関係でフリースタイルが主流となったのである。なお近代オリンピックには、第1回(1896年)より正式種目とされている。