7月20〜22日の3日間にわたり、東京駒沢体育館にて、第23回全国少年少女レスリング選手権大会が開かれました。今回の大会は、幼稚園年少から小学校6年生まで、北海道から沖縄、さらに中国、台湾、米国からの招待選手も含め、過去最大規模の総勢約1,400の選手が集い熱戦が繰り広げられました。(ご存知のとおり、塾レスリング部の国枝君も、小学生当時、同大会で数回、全国チャンピオンに輝いています。)
私の息子も、昨年よりを地元のオータキッズレスリングクラブ(早稲田の太田(章)さんが代表の所沢のチーム)に入っており、今回の大会では何とか準決勝までは進んだものの、準決勝では圧倒的な力の差を見せつけられてフォール負けを喫し、3位にとどまりました。
各学年、各階級の上位のほうになると、さすがによく鍛えられており、低い構え、崩してからのスピードのあるタックル、すばやい反応のタックル切りなど、実に基本に忠実なレスリングを身につけていると感じました。寝技は、ネルソン、ローリング、アンクルホールドの3つの技が主な技となっています(少年レスリングでは、ダブルネルソン、股割き等は禁止技です)。どのチームもまずはタックルでポイントを稼ぐことを指導しているようで、投げ技を多用する選手はほとんど見かけません(バック投げも禁止技です)。
幼稚園や小学校低学年生では、マットへ上がっただけで泣き出す子や試合で負けが決まった瞬間に涙する子もいますが、勝っても負けても必ずコーチや親が暖かく労いの言葉をかけ、子供達を励ます姿が印象的です。小学生ではこれだけ盛んで高いレベルにあるレスリングも、中学校になると、レスリング以外の学校のクラブが忙しくなることもあり、極端に選手の数が減り、高校生で再びレスリングを始める子供は限られてくるようです。非常に残念な限りですが、逆に言うと、高校や大学に入学して、レスリングと無縁そうに見える学生も、小学生の頃、ちびっ子レスリングの経験がある者もいるのではないかという気がします。
今回、試合当日は、私のほか、レスリング三田会の蒲原理事長、大津強化担当理事も会場に足を運ばれ、レスリング関係者や各チームの代表の方とも積極的にコンタクトされており、今後、幾つかの有力クラブとの繋がりができてくれば、数年後の部員勧誘にも効果が現れるのでは期待しています。私も、いろいろな場面でちびっ子レスリング各チームの関係者や選手の親御さんと話をする機会をつくり、少しでも塾レスリング部へ興味をもってもらうよう努力していきたいと思います。 |