中川原監督よりレスリング部員へ

<方針>

  @失点の少ないレスリング    〜基本技術の徹底反復
       
  A基礎体力の飛躍的増強    〜計画的なトレーニング

  B規律の遵守         〜体育会学生として最低限の規律

<目標>

  @1部リーグ復帰

  A部員数倍増

  B高校部の建て直し


<まずしてほしいこと>

  @道場の清潔化

  A体重管理表の作成と継続使用

  B練習の15分前には集合

  C無断欠席の排除

  D「部誌」の継続と試合経過のメモ取りの習慣化

  E試合ごとの徹底した反省会


<本日話し合ってほしいこと>

  ○来年度の目標(具体的に、部として、個人として)

  ○そのためには「何をやるべきなのか」「何を変えるべきなのか」

  ○冬休み中の練習・体力維持について

  ○その他日頃思っていること、意見等

  ○体育会についてどう思うか



以上、本日は学生主体で発言をしていってほしい。

自分の意見をハッキリと主張できないと、社会は渡っていけない。




                              (案)

○今年の基本方針
  「より基本に忠実に、より実戦的に」
  〜具体的には「失点の少ない堅実なレスリング」を身に付けること。

○基礎体力面
  @筋力
   ・引き付けの力→懸垂・綱のぼり
   ・腕立て・腹筋・背筋
   ・スクワット・階段ダッシュ・又割・四股
  A持久力
   ・ランニング(5キロ程度)
  →あくまで「特別補強」の位置付けではなく、「普段の練習」で「当たり前に」できるように。
  →月1回程度の「計測会」を実施。体力の伸び具合を数値で残し、道場に貼り出し。

○技術面
  @スタンド
   ・崩し→タックルを最低3パターン身に付ける。これを交互に繰り返す「反復・ドリル」実施。
    〜相手の抵抗度合い(20%、50%、80%とメリハリ)を調節しながら練習。
      80%の場合は「ハーフスパーリング」的な練習となる。
   ・ディフェンスはシャドウと相手をつけるものと両方。
   →上記はすべて「テイクダウンまで」を徹底。テイクダウンしたら「すぐにグランドで2P」の
     練習も必ず。
  Aグランド
   ・ローリング(単純なもの、股裂きとの複合、左右連携)を身に付ける。
   ・股裂き・トルコ刈り・レッグホールドの連携、横崩し等の「クラシックな」技も「常識」として
    攻め・守りとも身に付ける。
  *技術練習は今日は「A」、明日は「B」ではなく、「A+B」、「C」を新たに習ったら「A+B+C」
    と「重ね塗り」的なものとする。

○月別計画概要
  @2〜3月
   ・体力・技術とも「詰め込み」。よって時間もそれなりにかかることはやむなし。
    個人ごとの「課題」も2月中に明確にして、学生と意識あわせをする。(後述)
   ・3月後半は「出稽古」(競ったスパーリングの訓練。特にポイントゲッター)
  A4月
   ・新入生勧誘もあるので、短時間かつ密度の濃い練習。特に基礎体力を落とさない
    ことが重要。
   ・部内試合も実施。試合でのポイントも詳細に説明。
   ・ビデオでの相手の研究も時間を取って「真剣に」行う。
  B5月
   ・試合対策の練習に特化。(リーグ戦が最重要の位置付け)
    状況設定での練習を増やす。
  C6月
   ・新人の教育により目を配り、基本の習得と基礎体力をつけることにウエイト置く。

○その他
  @体重管理
  A個人カード(体力測定・技ごとの習得度合いを記載。学生ごとの課題を明確にする。
    月ごとに見直し・面談)
  Bミーティングの提示開催
  C部誌・試合経過表記入の定着
  D月ごとまたは試合ごと・合宿ごとの「MVP」を選定して表彰(商品等)

                                                            以上