◆平成十六年度

部 長 坂上 貴之 
監 督 中川原 匡信
コーチ 秋田 鉄平、田中 靖二、久野 達也、鈴木 康之
主 将 宮原 隆治
主 務 武藤 嘉仁

◇監督挨拶

 86年(昭和61年)卒業の中川原匡信と申します。今般2度目の監督を拝命いたしました。やらせていただく以上全力で取り組む所存です。
  大変僭越ではありますが、在任中は以下2点を目指したいと思います。

 @「基本に忠実な」レスラーの育成
 A社会で有為な人材の育成

 強敵に対しても真っ向から立ち向かえる技術・体力を身に付けると同時に、単にマットの上で強いだけではない社会に出ても「さすが慶応の体育会出身」と言われる強い心と思いやりの心・優しい心を持った人を育てたいと考えています。
 学生の皆さん、共にがんばりましょう。古いかも知れませんが、苦難がなければ本当の喜びは感じることはできません。 先輩方におかれましては、何卒ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。 
慶応義塾体育会レスリング部監督 中川原匡信
<プロフィール>
 昭和38年青森県八戸市に生まれる。昭和53年県立八戸高校入学と同時にレスリング部に入部。高校時代は県大会3位が最高。当時の塾レスリング部主務斎田先輩・松浦先輩の受験勉強中の励ましに感激し、早大政経政治合格を蹴ってに塾入学。同時にレスリング部入部。1年時より52kg級レギュラーに任命され、各試合に出場。個人戦最高は全日本学生5位。早慶戦は4年間で団体・個人とも2勝2敗。4年時は主将を務め、早慶戦では不名誉ながら現在の連敗のスタートを切ってしまう。いつかは自分の手で連敗の幕を下ろしたいと考えている。平成6年から8年までの3年間監督を務め、今回が2回目。UFJ銀行EC業務部勤務のサラリーマン。家庭では今春から中学生の娘の父。趣味はボクシング観戦とサンドバッグ打ち。
 

◇コーチプロフィール

秋田鉄平 昭和54年生まれ青森県出身
5歳から中学卒業まで青森県八戸レスリングクラブにて研鑽を積む。
小学4年生 全国大会優勝
中学3年生 北日本大会優勝。全国大会4位
青森県立八戸工業高校時代には50s級でインターハイ団体、全国選抜に団体・個人で出場。3年時には全国グレコ選手権54s級出場。
明治大学入学
1年生 全国ジュニア選手権54s級ベスト8
4年生 インカレ63s級ベスト16

◇主将挨拶

 本年度レスリング部主将を務めさせていただく宮原と申します。現在私たちは初心に帰りレスリングを基礎から学び、一から体力と技術の強化に努めています。また部員それぞれが目標を持ち、それに向かって主体的に努力していくために各部員が相互にコミュニケーションを図れる環境づくりをしています。そしてそのなかで全体の目標であるリーグ戦二部優勝へ向けて部員全員で研鑽を続け、活気のあるレスリング部を目指しています。
 今年は私にとって学生最後の年になるので悔いの残さないように全力でレスリングに取り組んでいくつもりです。そして厳しく楽しい練習を実践し、そのなかで多くの仲間と友情を深め充実した学生生活を送り、人間としての成長に役立てたいと考えています。部長、会長をはじめ、監督、コーチ、OB、OGの方々等におかれましては、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。                       
平成十六年    宮原 隆治(法学部政治学科4年)

◇平成16年度成績

東日本学生レスリングリーグ戦 二部リーグ優勝(二年連続)
慶     大○[7−0]●東  海  大
慶     大○[5−2]●八 戸 工 大
慶     大○[4−3]●東     大
慶     大○[5−2]●国際武道大
《最終順位》[1]慶大4勝、[2]国際武道大3勝1敗、[3]八戸工大2勝2敗、[4]東大1勝3敗、[5]東海大5敗
《最終順位》[1]立大3勝、[2]東北学院大2勝1敗、[3]防衛大1勝2敗、[4]成蹊大3敗
◆順位決定戦
慶     大○[5−2]●立    大

◆入れ替え戦
法     大○[5−2]●慶     大
最優秀選手賞:国枝真人
東日本春期新人戦  
ソクラテスカップ  
国枝 真人 60Kg級優勝
岸本 智亮 66Kg優勝
東京六大学レスリングチャンピオンシップ  5位
早慶戦 ●2−5 通算9勝45敗
東日本秋期新人戦 金子創 フリーBクラス74kg級  3位  
慶関戦 
○慶應大学 7−0  関西学院大学
○慶應大学 6−1  関西大学

◆卒業生紹介

宮原 隆治 法学部四年
山口高校卒
60kg級 柔道インターハイ出場という輝かしい実績を引っ提げ鳴り物入りで入部した彼。既に大物の片鱗を見せ始め、先輩やOBにタメ口の上、「んぁー?」と腹立たしい返事を繰り返す。新人戦フリースタイル58`級B優勝

宮川 剛   

経済学部四年
土浦第一高卒
60kg級 我が部が誇るエンターティナー。得意技はモノマネで、特にダンシングベイビーのモノマネは“ウンコをする芥川龍之介”by竹中直人を超える形態模写っぷりである。ちなみに部内前衛サークル「TEAM☆KINOKO」の参謀でもある。
武藤 嘉仁 商学部四年
慶応義塾高卒
60kg級 あらゆるサブカルチャーに通じたチームのマネージャー。特にガンダム、プロレス、政治に関する造詣は驚くべきものというかあきれる程。ちなみにいつの間にか部内最年長になってしまった年男でもある。
笠原 基和  法学部四年
慶応義塾高卒
66kg級

見かけは一見好青年、実は単なる露出狂。レスリングよりもウェイト好きで部内に「大胸筋クラブ」なる組織を設立し、せっせとベンチプレスに励む彼だが女の子は苦手らしい・・

 

宮内 哲平 医学部四年
慶応義塾高卒
74kg級 医学部に在籍しながらも、わが部の門を叩いた彼、その「医学部」ブランドゆえに彼の発言のひとつひとつは重みがあり、且つ論理的であるが、主将が掲げる「八田イズム」を根底から否定してしまい、部内の空気が気まずくなっているとか、いないとか。